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【就活コラム】事業会社編(2) 事業会社事業フェーズ別理解

今回のコラムでは、事業を作るとはどういうことか、作る上での役割は何が必要とされているか、について解説します。

事業を作るには、「企画立案、資金調達、プロダクトやサービスの設計」など、様々なプロセスが存在します。本コラムでは、事業がどのように作られているのかについて理解を深めましょう。

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事業を作るとは何か

「事業を作る」とは、「顧客を創造すること」だと言われます。
ビジネスモデルを考え、そのビジネスモデルを実際に動かすことで、自分たちのサービスやプロダクトを利用してくれる人を生み出します。

前コラムで説明したように、事業会社は、既存事業の大きさや、新規事業への取り組み方からいくつかの種類に分けることができます。事業も同じように、そのフェーズによっていくつかの種類に分けることができます。顧客を創造するために、どういったフェーズを経て事業が拡大して行くのか見ていきましょう。

出典:「マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版]

 

0→1の事業フェーズについて

ビジネスモデルを考案することで、事業作りが始まります。自分たちが解決したい課題や、実現したい世界、または世間的なニーズから、事業を作り出すタネを見つけます。そして実際にサービスやプロダクトの実現に向け、チームを作り、プロトタイプを作成します。必要があれば資金調達も行います。

このように0から1を生み出すフェーズでは、あらゆる課題が山積みです。
founder / merket fit(創業者とマーケットの適合性) や problem / solution fit、product / merket fitなど、事業を成功に導くあらゆる指標への評価を行います

そういった中では、「どのような世界を実現したいのか。」「世の中にはどのような課題があり、自分たちはそれをどういう風に解決していくのか」といったビジョンを持ち、一人一人が課題解決のためになんでもやるといった姿勢が必要です。


就活では、インターンで新規事業立案を課されることが多く、0→1の作業の最初の一歩を体験することになります。事業作りの流れを頭に入れておくと、インターンでの事業立案に役立つでしょう。

 

1→10の事業フェーズについて

次に、0→1のフェーズで生み出した価値をテクノロジーを用いたり、オペレーションを組むことで、広く提供できるような仕組みを作ります。

作業を自動化したり、創業者がそれぞれ独自の方法で行なっていた作業を統一したり、徐々に「組織」を意識し始めるフェーズです。事業会社に入り、新規事業を担当すれば、まず経験する事業フェーズですね。

 

10→100の事業フェーズについて

ある程度自動化やオペレーション構築が進み、事業を軌道に乗せる準備ができたら、販路の拡大、クライアントの拡充、採用など事業拡大を進めていくフェーズに突入します。

ここでは、プロダクトをさらなるいいものに改善したり、新規の営業先を開拓したり、様々な人たちの力が必要となってきます。例えばリクルートhot pepperやsuumoなどはこのフェーズに当たります。より良いユーザー体験のために90点のものを100点に仕上げる力が必要とされます。


まとめ

このように一般的に事業を行うといっても様々なフェーズが存在します。自分が事業会社に入りたいというとき、どのフェーズのどの役割をに担いたいのか整理をし、歩みたいキャリアプランをイメージすることが大切です。