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【就活コラム】事業会社編(3) 事業会社の職種別理解

第3回のコラムでは、事業を作る上で必要とされる職種について理解を深めましょう。

事業は、多くの職種が協力することで作られています。大きく分けるとビジネスサイド、開発サイドがあり、その中にはプロデューサー、エンジニア、デザイナー、マーケター、営業、人事など、様々な役職が存在します。本コラムでは、ビジネス職について理解を深めることを目的に、解説していきます。

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ビジネスサイドとは何か

事業を成長させるには、優れたプロダクトやサービスを作り、顧客に届けることが必要です。

一般的に、事業を成長させるには、「自らが提供する価値を定義し、プロダクトを作り、その開発に必要な予算を獲得し、営業でクライアントを獲得し、広告で顧客を獲得し、自社サービスを利用してもらうだけの魅力を生み出し、既存サービスよりもどうやって上回るかといった戦略の設計をし....」など、あらゆる課題に取り組む必要があります。それぞれの工程で職種は異なり、一口に事業会社と言ってもどこに向いているのかによって就活の動き方は大きく異なります。まずは具体的な職種を確認しましょう。


営業職とは

営業職とは、自社のサービスやプロダクトをクライアントの元へと直接届ける役職です。大きく分けて新規顧客に対する営業と、既存顧客に対する営業の2種類があります。営業職は、いわゆる飛び込み営業のようなイメージが強いこともありますが、実際にはクライアントと直接対話することでクライアントの抱える課題を特定し、それに対する打ち手や施策を考案し、自ら効果検証していく極めてやりがいのある仕事です。

テレアポ・訪問などの新規獲得や、既存クライアントに対し
リレーションを強化し、ロイヤリティを高めていくような施策の提案など、サービスの上流まで含めた視点が必要です。また、営業職は新規獲得数などノルマが決まられている場合もあり、目標設定に対しPDCAを回していく能力や、自ら足を動かし、施策を実践していく地に足がついたスキルを身に付けることができます。

 

マーケティング職とは

マーケティング職は、自社のサービスやプロダクトを売る仕組みを構築する役職です。自社のプロダクトの強みや、それが刺さる顧客を定義することで、ブランド戦略、コミュニケーション戦略を計画し、マーケティング予算からアロケーション(※)を組みます。
アロケーション:予算を媒体ごとに割り振る際の、その配分"


それだけではなく、アンケートやヒアリングを通じた消費者調査からデータ分析、アクセス解析を行うこともあります。WEBマーケターだと、google analyticsなどのツールを用いたり、自社サービスのアクセスログからSQL(データベースを扱うプログラミング言語)を叩くことで、施策の効果検証を行い、日々プロダクトの改善を行います。

マーケティング職では、なぜこのプロダクトが売れるのかと言った俯瞰的な視点や戦略的思考が必要とされ、実際には消費者調査や、インターネットを用いた競合調査、市場調査などのリサーチ業務、広告媒体の決定など、足元の作業に関わることが大半であり、汎用的なスキルを身につけることができます。

コーポレートスタッフ職とは

コーポレートスタッフ職は、いわゆるバックオフィス業務を担当する役職です。人事・総務・財務・法務など、企業を足元から支える役割を担っています。

人事では、人という観点から、企業の継続的な成長をサポートします。会社の経営陣と、今後自社にはどのような人材が必要であるのかと言った要件定義などの戦略立案から実際の採用まで一気通貫で行います。その他役職も、様々な部門間の橋渡し的存在として、企業の成長に貢献します。 


まとめ

ビジネスサイドは、事業成長を目標とし、様々な業務に取り組みます。

プロデューサーが全体統括を行い、マーケターはプロダクトのコアバリューを見極め、売り出し方を考え、実際に広告やPRを行う。
営業担当は自らの手足を使ってプロダクトを顧客に届け、現場の声を拾い上げる。
そしてそれら役職の後方支援としてバックオフィス部門が存在する。

このように、様々な職種が協力して初めて、事業が作り出されるのです。