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【就活コラム】事業会社編(1) 事業会社の全体像理解

これまで、就活コラムではコンサルティングファーム投資銀行について解説してきました。

今回は、事業会社についてです。就活始めたての学生の多くが、「事業会社ってなにしてる会社?」とピンとこない業界ですよね。第1回のコラムでは、事業会社の種類、その特徴について解説して行きます。様々な企業を例に企業の成長フェーズと絡めながら、その特徴や共通点を理解しましょう。

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はじめに

事業会社には、
・大企業
・メガベンチャー
・10人にも満たないスタートアップ
のように多くの種類が存在します。

本コラムでは、それぞれの特徴を説明していきましょう。

 

事業会社とは何か

事業会社は、価値を生み出す主体者として自らの事業を展開しており、自らが実現したい世界や、解決したい課題にフォーカスを当て、多くの問題と向き合いながら意思決定を繰り返して行きます。そういう意味では、コンサルなどのアドバイザリーファームと比較して、自ら事業を動かして行く立場にあります。

最近では、コンサルティング会社や投資銀行から事業会社に転職するケースも増えてきており、実務の中でもコンサルティング会社からハンズオンで勤務するコンサルタントと仕事をするケースなども見られます。
 

 

事業会社の種類

一般的に、企業の規模や事業フェーズによって分けて考えてみると、理解がしやすいですよ。今回は、上記の通り、大企業〜スタートアップまで分けて考えましょう。

 

大企業とは
既存事業は成熟し、その豊富な資金を使って新規事業の立ち上げや既存事業の更なる市場拡大に向けて注力しています。
社内に多くの人材が揃っているので、取り組むことができる事業の範囲も大きく、その反面、新卒に与えられる裁量権が小さくなったり、新規事業へアサインされる可能性が低くなってしまう可能性があります。この辺りの方針は企業によるので、自分が志望する企業についてよく調べておきましょう。


メガベンチャー・ミドルベンチャーとは何か
メガベンチャー、ミドルベンチャーは、収益軸となる既存事業が存在し、かつベンチャーマインドを持ち、新たな収益軸となる新規事業を積極的に立ち上げようとしている企業です。

企業によっては新卒でも意欲のある人には、積極的に新規事業立ち上げのチャンスが与えられます。 リクルートDeNAサイバーエージェントなどは、積極的に新規事業に投資を行っている代表的な企業です。

一方、ベンチャーの規模が大きくなるほど、意思決定プロセスが複雑になり、事業スピードは遅くなってしまう可能性もあります。株主の存在や、すでに確立している企業のイメージなどから、事業領域もなんでも手を出せるというわけではないため、志望する企業がベンチャーマインドを持っているかどうか、新卒でも新規事業に携わることができるのかしっかりと調べておきましょう。

スタートアップとは何か
スタートアップとは、自らビジネスモデルを構築し、短期間での急激な成長やイグジットを目的とする組織のことです。10人ほどのスタートアップでは、自らの意思決定で事業が進んでいきます。事業領域や事業戦略、法務、財務、資金調達、エンジニアリング、マーケティングなど、全て自分たちが行います。

課題が多く、泥臭い作業が多くなる一方で、裁量権や達成感の大きさは大企業などと比較すると大きいと感じることも多いでしょう。が、新卒としての入社先として選ぶには入社する側も、採用する側もかなり度胸のある判断になるので、積極的に見に行く選択肢には入れなくても良いと思います。。

 

まとめ
このように一般的に事業会社といっても、その成長フェーズや目的によって様々な種類があります。自分が事業会社志望だという時には、「大企業志望なのか、ベンチャー志望なのか、スタートアップを立ち上げたいのか」を明確にした上で、どんなキャリアパスを描いていきたいのか考えることが重要です。