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【就活コラム】コンサル編(10) ジョブ理解 プレゼンテーション編

コンサルティングファームのJOBの最終日になると、プレゼンが行われます。

前回の記事でもお伝えした通り、ケース面接以上に詳細な分析や深い洞察、現実的な施策を含んだ発表が期待されます。では、実際に、出すべきアウトプットの要件はどの様なものでしょうか。最終日の時点で到達すべき状況をご紹介いたします。

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プレゼンテーションに求められる内容

ジョブ選考に参加した学生は、最終日に大勢のコンサルタントや他の学生の前でプレゼンテーションを行います。
プレゼンテーションはMicrosoft PowerPointを使用してスライド資料を作成することがほとんどですが、稀にパソコンを使わず画用紙に手書きで内容をまとめることを求めるファームも有ります。
発表時間は10-15分程度で、この時間内に自分たちがグループワークを通して議論した内容をまとめて発表する必要があります。

但し注意して頂きたいのが、プレゼンテーションは「自分たちが話し合った内容をそのまま伝える」場ではないことです。プレゼンはあくまで提案ですので、「企業にとって現状の課題は何か」及び「それを解決するためには何をすれば良いのか」、これらの問いに対する自分たちの答えを論理立てて構成することが重要です。

 

プレゼンの構成及び必須要素

本項ではプレゼンの構成及びプレゼン中に含むべき内容について説明します。

まずは対象企業の基礎情報と課題の共有です。プレゼンテーションの聴衆は当然皆さんの発表を初めて聞きます。皆さんにとって当たり前の前提状況や市場環境は他の人にとっては全く新しい情報になりますので、プレゼンの前半部分でしっかりと共有しておくことが必要です。今回の提案はどんな企業のどんな問題を解決するのかを冒頭で明確にすることで、その後の議論の展開がスムーズになります。

次に、施策の説明です。企業の抱える課題に対してチームとしてどのような解決策を思いつき提案するのか、プレゼンテーション全体で最も大切な部分になります。施策アイデアのコンセプトと共に、ビジネスモデルや施策に参加するステークホルダーとの関係についても説明するとより現実味のある良い提案になります。

最後に、提案した施策の定量インパクについてです。実際に施策を実行した際にどれほど売上が向上するのか?利益が改善するのか?そうした疑問に対して予め答えを用意しておくと審査員にも高評価ですし、施策実施の妥当性を示すことも出来ます。


最後に

プレゼンテーションは、つい冗長的に議論したこと全てを含もうとしてしまいますが、プレゼンする相手は現役コンサルタントです。押さえなければいけない点を重点的に説明できるよう、メリハリのある構成にするよう注意しましょう。