ネクスベルBlog StepUp!

会員制の就活支援サービスNEXVELが運営する公式ブログです。

【就活コラム】コンサル編(7) ケース面接 出題パターン分析

今回のブログでは、ケース面接の実施意図から形式までを概観し、問題の出題パターンを分析します。

対策方法や解き方に関しては、次回ご紹介致しますので、そちらを参照してください。

f:id:nexvel:20180414154317j:plain

ケース面接とは

ケース面接ではその場で与えられたお題に対し10分程度で施策を考えて提案し、それに基づいて学生とコンサルタントとが1対1で議論を交わします。

ケース面接はコンサルタントとしての純粋な基礎能力を評価される場であり、
・制限時間内で如何に自分の考えをまとめられるか
・論理的に自分の主張を展開できるか
・課題に対する本質的な解決策が提示できるか
・鋭い指摘に対し効果的に反論できるか
といった所謂、"地頭力"が評価されます。

出題されるお題は多岐に渡り、評価官も現役バリバリのコンサルタントですので付け焼き刃の対策ではまず突破できないと考えた方が良いでしょう。本気で戦略コンサルファームに入社をしたいのであれば入念なケース対策や準備が必要不可欠です。

 

ケース面接の出題パターン

ケース問題の種類については、大まかに
(A)ビジネスケースか社会課題か
(B)提案型か評価型か
の2軸を基に2×2=4パターンに分類できます。

(A)について、ケース面接では『とある飲料メーカーA社の利益を改善せよ』のように特定企業の特定の状況を想定したビジネスケースが出題されることが多いですが、稀に男女雇用機会や就業率、交通事故などといった社会課題に関する出題がされることがあります。他にも『オリンピックで日本のメダル数を増やすには』『剣道の競技人口を増やすには』といった変化球的な出題もあります。

次に(B)についてですが、ケース問題では期待される回答が2種類に分かれます。一つが提案型で、売上向上や利益改善のための施策提案であったり上のオリンピックや剣道のケースであったり、要は「この問題に対する君のアイデアをプレゼンして」系の問題です。二つ目が評価型で、例えば『ある企業が競合のB社を買収すべきか』や『築地市場豊洲に移転すべきか』などといった、「この問題に対する君の意見はYesかNoか」という問題です。このパターンの出題では自分で適切な評価軸を設定しないと議論が発散してしまうのため、特に注意が必要です。

 

最後に

ケース対策は、コンサルを受験するのであれば、当然のようにクリアできていなければいけない選考です。記載した通り、評価官も現役バリバリのコンサルタントですから、一朝一夕に対策した程度では太刀打ちできません。時間のあるうちから、着実に対策を積みましょう。