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【就活コラム】コンサル編(12) 最終面接と内定後の過ごし方

今回のブログでは、内定が出る際の状況から、内定後の理想的な動き方についてご紹介します。就職活動におけるゴール地点をイメージしておくことで、逆算して今何をすればいいのか、効果的に考えることができるはずですよ。

 

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最終面接の意味合いとそれへの向き合い方

ジョブ選考を見事に通過した学生は、後日HR(Human Resource、日本語でいう人事部)から連絡があり最終面接の場に呼ばれます。

ファームとしては学生を最終面接に呼ぶ段階で既に採用の意思決定を終えており、面接というよりはオファーレターを渡して勤務の諸条件を伝える場に近いです。

学生はオファーレターを受け取った後一ヶ月以内にオファーを承諾するか否かをファームに伝える義務があります。とはいえ、夏の段階でオファーを貰う学生は他社の選考も続けたいでしょうし、もっと時間をかけて答えを出したい学生もいるかと思います。とりあえずサインして結局後で断ってしまうと沢山の大人に迷惑をかける事になり大変失礼にあたるので、そうした場合は真摯に自分の考えを伝え、承諾を保留して貰う事をお勧めします(会社側もこうした状況に慣れており理解がありますし、多少待ってでも自社に来て欲しいと思っているに違いありません)。

 

内定後の会社からのアプローチ

内定承諾後は定期的にファームの社員や他の内定者との懇親会が行われ、親睦と会社理解を深める機会が多々用意されます。

懇親会では内定者の自己紹介や社員紹介、また会社の制度説明や簡単なワークなどのプログラムが用意されます。他にも内定者時代には課題図書や英語研修が課されたり、また入社前に全体でExcel研修や議事録研修を行うファームもあり、徐々にコンサルタントとしての素養を磨いていくこととなります。

 

内定承諾から入社までをどう過ごすべきか
戦略コンサルファームでは採用から入社まで1年〜1年半と長い間があるため、この期間をどう過ごすかが入社後の活躍度を大きく左右します。

戦略コンサルファームの内定者には入社まで真摯に研究に勤しむ学生もいればインターン等でビジネス経験を積む人もおり様々ですが、大切なことは『何をするか』ではなく『何を学ぶか』です。
同じ内定者であっても横並びな訳ではなく、当然選考における評価は入社後にも影響を及ぼします。更には入社した途端、同期は昇進を争うライバルであるという現実と向き合うことになります。戦略コンサル内定者であることに甘んじず、入社までに身につけておくべき能力や蓄えるべき知識を自分の中で言語化した上で日々を過ごして入社と同時に素晴らしいスタートダッシュを切れるよう精進しましょう。

 

最後に

例年、就活を終えた学生から、「卒業まで何をすれば良いですか」という相談をよく受けます。NEXVELでは、目先の内定ではなく、長期的なキャリア設計を支援していることもあり、入社後を見据えたアドバイスまで行なっています。入社先に向けた勉強やインターン、あるいはセカンドキャリアとして企業説明会に行くなど...やるべきことは沢山あります。あなたの将来に生きる、時間の使い方を考えられると良いですね。

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【就活コラム】コンサル編(11) ジョブ理解 陥りがちなミスと対策

本コラムではジョブ選考で良く躓くポイントや陥りがちなミスについて取り上げます。

初めてジョブに臨む際は、前もって把握しておきましょうね!

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ワーク中に陥りがちな穴

まずはワーク中です。やはりワークで最も頻発する問題は「時間が足りない」事です。

前々回で触れたワークの模範的な流れ通りに行くことは稀で、通常はどこかしらの段階で行き詰まったり各ステップを行ったり来たりすることも多いです。チームワーク故当然衝突もあるでしょうが、議論が白熱した結果あまりに時間を浪費してしまう上有意義な結論にも辿り着かないといった事態は避けるべきです。

このようなトラブルを避けるためには、「ゴールまでに取るべきステップ全体の中で自分達が今どこにいるか」を常にチーム内で共有することが非常に大事です。結果的に評価の対象となるのはプレゼンテーションの質ですから、限られたワーク時間で細部にこだわり続けるよりもアウトプットまでの道のりを多少大雑把にも進み続ける事の方が遥かに重要です。各ステップの始めに現時点でのゴールまでの進捗をチームで逐一確認し、このステップの目的と割くべき時間を共有した上でワークを行うことを強くお勧めします。

 

スライド作成において陥りがちな穴

続いてプレゼンで使用する発表スライドについてです。スライドについては当然チームで均等に分担して作成する方が時間効率的に好ましいですが、下書きも無しにいきなりスライドを作るのは良くありません。

というのも予め内容を固めずに大雑把なモジュールでタスクを分けてしまうと内容やデータの重複が生じて大変な無駄になります。議論がまとまっていざスライド作成に取り掛かるその前に、一度ホワイトボードにスライドの簡単なレイアウトを書き込んでチーム全員で発表の流れを作り上げ、その後担当するスライドを各メンバーに割り振る方法が望ましいです。

 

 

プレゼン発表において陥りがちな穴

プレゼン発表で特に気をつけなければいけない事態が『発表時間オーバー』です。

時間を守ることは大変重要で、時間をオーバーした分の内容については評価の対象外となることもあります。こうした事態を防ぐためには入念に発表準備をしておくことも大事ですが、あえて「スクリプトを作り込まない」ことも逆説的ではありますが効果的です。

話す内容を文書ベースではなく要点ベースで決めておくことで、緊張してしまった場合にも重点を伝えられますし、また時間不足にも臨機応変に対応できるようになります。

 

最後に

就活では、成功した先輩の事例を参考にしがちですが、それ以上に重要なのが「知ってさえいれば避けられた失敗を避ける」ことです。多くの学生が陥りがちなポイントを事前に押さえておくことで、確実に周りに差をつけることができますよ。

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【就活コラム】コンサル編(10) ジョブ理解 プレゼンテーション編

コンサルティングファームのJOBの最終日になると、プレゼンが行われます。

前回の記事でもお伝えした通り、ケース面接以上に詳細な分析や深い洞察、現実的な施策を含んだ発表が期待されます。では、実際に、出すべきアウトプットの要件はどの様なものでしょうか。最終日の時点で到達すべき状況をご紹介いたします。

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プレゼンテーションに求められる内容

ジョブ選考に参加した学生は、最終日に大勢のコンサルタントや他の学生の前でプレゼンテーションを行います。
プレゼンテーションはMicrosoft PowerPointを使用してスライド資料を作成することがほとんどですが、稀にパソコンを使わず画用紙に手書きで内容をまとめることを求めるファームも有ります。
発表時間は10-15分程度で、この時間内に自分たちがグループワークを通して議論した内容をまとめて発表する必要があります。

但し注意して頂きたいのが、プレゼンテーションは「自分たちが話し合った内容をそのまま伝える」場ではないことです。プレゼンはあくまで提案ですので、「企業にとって現状の課題は何か」及び「それを解決するためには何をすれば良いのか」、これらの問いに対する自分たちの答えを論理立てて構成することが重要です。

 

プレゼンの構成及び必須要素

本項ではプレゼンの構成及びプレゼン中に含むべき内容について説明します。

まずは対象企業の基礎情報と課題の共有です。プレゼンテーションの聴衆は当然皆さんの発表を初めて聞きます。皆さんにとって当たり前の前提状況や市場環境は他の人にとっては全く新しい情報になりますので、プレゼンの前半部分でしっかりと共有しておくことが必要です。今回の提案はどんな企業のどんな問題を解決するのかを冒頭で明確にすることで、その後の議論の展開がスムーズになります。

次に、施策の説明です。企業の抱える課題に対してチームとしてどのような解決策を思いつき提案するのか、プレゼンテーション全体で最も大切な部分になります。施策アイデアのコンセプトと共に、ビジネスモデルや施策に参加するステークホルダーとの関係についても説明するとより現実味のある良い提案になります。

最後に、提案した施策の定量インパクについてです。実際に施策を実行した際にどれほど売上が向上するのか?利益が改善するのか?そうした疑問に対して予め答えを用意しておくと審査員にも高評価ですし、施策実施の妥当性を示すことも出来ます。


最後に

プレゼンテーションは、つい冗長的に議論したこと全てを含もうとしてしまいますが、プレゼンする相手は現役コンサルタントです。押さえなければいけない点を重点的に説明できるよう、メリハリのある構成にするよう注意しましょう。

【就活コラム】コンサル編(9) ジョブ理解 ワーク編

選考のラストスパートであり、最もヘビーなJOB対策に関する記事になります。

コンサルティングファームのJOBにおいては、アウトプットのクオリティだけではなく、過程」が重要視されます。今回のブログを通して、ジョブの全体感を把握し、ゴールまでの過程をイメージできるようになりましょう!

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ジョブとは

ジョブ選考では学生が3〜5人毎のグループに分けられ、与えられたお題について複数日間準備(ワーク)をした後、最終日にプレゼンテーションを行います。夏の段階ではインターンという形で開催される事もありますが、中身はがっつり選考なので心して臨みましょう。

ジョブ選考の課題は通常ビジネスケースで、具体的なシチュエーションが設定される場合が多いです。例えば対象企業が与えられたり、扱う事業セグメントや製品が限定される、また数値目標が予め設定されている事も多く、お題に対し効果的かつ現実的な施策を提案できるかカギとなります。評価されるポイントはプレゼンテーションの質もさることながら、最も重要なのは「グループワークの中で如何にチームに価値提供出来るか」です。入社後はプロジェクトチームの一員として働くため、ジョブ選考ではチームプレイの中で活躍できるかどうかを入念にチェックされます。

 

ワークの模範的流れ

ワークの進行において唯一つの正解というものはありませんが、押さえておくべきポイントは幾つかありますので、ここではそれらを模範的な流れに沿って説明していきます。

最初が定量的目標設定です。達成すべきゴールを数字で表現する事で議論がスムーズになり、また施策の絞り込みの基準にもなります。
次が、②事業セグメント絞り込みで、具体的にどの事業をテコ入れするか、市場のトレンドや競合環境を考慮した上で選択します。
事業を絞り込んだ段階で、③課題設定を行います。目標達成のために解決すべき課題、ユーザーやクライアントが抱える問題はは何か、リサーチやインタビューを行ってインサイトを導き出します。
そして、課題に対する④施策の洗い出しです。課題解決に繋がる施策を洗い出し、⑤施策の評価で最も効果的なものを選択し、提案という形で内容をまとめていきます。

 

ワークで評価されるポイント

ジョブ選考ではケース面接以上に詳細な分析や深い洞察、現実的な施策を含んだ発表が期待されます。複雑な課題を論理的にブレイクダウンして考えられるか、難しい問題でも諦めずに深く深く考え抜けるかといった"知的体力"が大いに試されますので、自分の能力を遺憾なく発揮しましょう。

また、先に述べたようにチームの一員として如何に貢献できるかが特に重要で、それはリーダーシップであったりコミュニケーション力であったり個人により異なります。自分がチームの中でどのような役割をすることが得意かを過去の経験も踏まえて理解し、本番では自分に出来る形で価値提供をしていきましょう。

 

最後に

グループワークのテーマに関して知的レベルでクリア出来ても、チームの中での立ち振る舞いが出来ない学生が一定数存在します。自分なりの役割が明確になると、安定してチームの中で存在感を現すことができ、他の学生に差をつけられますよ。どの役割が得意なのか明確にするためには場数を踏む必要があるので、早い段階で挑戦しておきましょうね!

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【就活コラム】コンサル編(8) ケース面接 思考法のコツ

前回の記事を通して、ケース対策の概要は理解できたでしょうか?

これから実践的な対策を始めるに当たり、まずは、どんな問題にでも当てはまる汎用性の高いポイントを、事前に押さえておきましょう。

 

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ケース対策のコツ

前回のコラムではケース面接理解1ととして、そもそもケース面接とは何か、またどのような問題が出題されるかについて解説しました。しかし幾ら頭で理解していようと実際にスラスラとケース問題を解くのは至難の業ですし、沢山問題をこなしても中々上達が感じられない方もいるかと思います。

そこで今回のコラムでは、ケース問題を解くにあたって自分の提案の質を向上させる2つのポイントをまとめています。ケース面接の際には是非ともこれらの点を強く意識し、面接に臨んで頂けたらと思います。

 

コツ①前提条件の設定

一つ目が、「前提条件を設定すること」です。

ケース面接では『A社の売上を向上せよ』のように漠然としたお題が課されることが多いです。

例えば業界1位の企業と5位の企業では取るべき戦略が違って然るべきですし、日本国内のみでビジネスを行う企業とグローバル企業では検討すべき要因が違うはずです。また、売上向上といっても一年以内に売上を上げなければならないのかそれとも5年先か、また目標値は売上1.2倍なのか3倍なのかで適切な施策が全く異なります。
これは社会課題ケースでも同じで、例えば交通事故のお題なら東京都なのかはたまた北海道なのかで考えるべき論点が違ってくるはずです。

このように、ケース面接では与えられたお題に対して自分で前提条件を加えることでシーンを明確化し、検討ポイント即ち論点を絞っていくことが重要になります。

 

コツ②施策の具体化

二つ目が、提案する施策をとにかく具体化する事です。

ケース面接の経験が少ない学生がよく陥るミスが「施策が抽象的すぎてツッコミようが無い」です。

例えば売上向上ケースで、『販売戦略に力を入れて売上を伸ばします!』くらいの粒度で施策を提案してくる学生がいますが、聞いてる側としては「具体的に何やればいいの?」と思わざるを得ません。販売チャネルの話であれば店舗の数を増やすのか出店エリアを拡大するのか、はたまたECを外部と提携して導入するかそれとも自社でシステムを持つのか。プロモーションの話なら、新規顧客を開拓するためなのか既存顧客のリピート率向上か。具体的にどの年代のどの性別どの職業のどんなライフスタイルのターゲートを狙うのか。

ここまで具体化して初めて「施策」になるのです。
施策は決して一般論であってはならないので、コツ①通りに自分で設定した前提条件に沿った施策になっているか、その企業の特徴を活かした施策になっているかを常に意識し、具体的で現実味のある施策を提案できるよう心掛けて下さい。

 

最後に

NEXVELでは、毎年、ケース対策講座を開催しています。1人で進めていると、上記のような抽象的なアウトプットのまま終わってしまう可能性がありますが、講座に参加していただければ、客観的なフィードバックを貰いながら進められ、効率的にスキルを向上することが出来ますよ。ケーススタディに不安を抱えている方は一緒に克服しましょうね!

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【就活コラム】コンサル編(7) ケース面接 出題パターン分析

今回のブログでは、ケース面接の実施意図から形式までを概観し、問題の出題パターンを分析します。

対策方法や解き方に関しては、次回ご紹介致しますので、そちらを参照してください。

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ケース面接とは

ケース面接ではその場で与えられたお題に対し10分程度で施策を考えて提案し、それに基づいて学生とコンサルタントとが1対1で議論を交わします。

ケース面接はコンサルタントとしての純粋な基礎能力を評価される場であり、
・制限時間内で如何に自分の考えをまとめられるか
・論理的に自分の主張を展開できるか
・課題に対する本質的な解決策が提示できるか
・鋭い指摘に対し効果的に反論できるか
といった所謂、"地頭力"が評価されます。

出題されるお題は多岐に渡り、評価官も現役バリバリのコンサルタントですので付け焼き刃の対策ではまず突破できないと考えた方が良いでしょう。本気で戦略コンサルファームに入社をしたいのであれば入念なケース対策や準備が必要不可欠です。

 

ケース面接の出題パターン

ケース問題の種類については、大まかに
(A)ビジネスケースか社会課題か
(B)提案型か評価型か
の2軸を基に2×2=4パターンに分類できます。

(A)について、ケース面接では『とある飲料メーカーA社の利益を改善せよ』のように特定企業の特定の状況を想定したビジネスケースが出題されることが多いですが、稀に男女雇用機会や就業率、交通事故などといった社会課題に関する出題がされることがあります。他にも『オリンピックで日本のメダル数を増やすには』『剣道の競技人口を増やすには』といった変化球的な出題もあります。

次に(B)についてですが、ケース問題では期待される回答が2種類に分かれます。一つが提案型で、売上向上や利益改善のための施策提案であったり上のオリンピックや剣道のケースであったり、要は「この問題に対する君のアイデアをプレゼンして」系の問題です。二つ目が評価型で、例えば『ある企業が競合のB社を買収すべきか』や『築地市場豊洲に移転すべきか』などといった、「この問題に対する君の意見はYesかNoか」という問題です。このパターンの出題では自分で適切な評価軸を設定しないと議論が発散してしまうのため、特に注意が必要です。

 

最後に

ケース対策は、コンサルを受験するのであれば、当然のようにクリアできていなければいけない選考です。記載した通り、評価官も現役バリバリのコンサルタントですから、一朝一夕に対策した程度では太刀打ちできません。時間のあるうちから、着実に対策を積みましょう。

【就活コラム】コンサル編(6) 戦略コンサルタントに求められるソフトスキル

コンサルはビジネスの現場に出向いてコミュニケーションを取ることも多く、ハードスキル以外にもソフトスキルが重要です。

多くの学生が見落とす点ですが、選考においても評価ポイントに当てはまりますので、早めにキャッチアップしましょうね!

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コンサルタントは現場と経営陣を繋ぐ役割

コンサルタントは想像以上にビジネスの現場社員と関わりを持ちます。と言うのも、戦略コンサルファームに案件を依頼するのは企業の経営陣であっても、根源的な課題や解決の糸口は必ず現場に眠っているものです。それゆえにコンサルタントは頻繁に生産や販売現場を視察し、実際のフロント社員にインタビューを行って情報を得ます。また業務改善プロジェクトではクライアント企業のオフィスに常駐する事も多く、単なる頭でっかちではコンサルタントとして機能しません。

戦略コンサルの重要な役割の一つには「ビジネスの現場と経営陣を繋ぐ役割」が有ります。企業の経営陣は多忙さやその立場に由来するしがらみから現場社員との接点が限られるため、現場を把握する事が難しい状況にあります。一方で経営執行の意図や目的が充分に現場社員に伝わっていない問題もあり、コンサルタントはプロジェクトを通して経営陣の考えを現場に伝える、また現場に眠る課題を見つけて経営陣に伝える役割も兼ねています。よって戦略コンサルタントは、純粋な頭の良さだけでなくよりウェットで人間的な能力も持ち合わせている必要があります。

 

コミュニケーション力の重要性

コンサルタントはプロジェクトベースで仕事を行うため、基本的には数ヶ月毎に担当企業が変わります。対峙するクライアントが変わる度に新たな現場を訪問することになるので、また一から関係性を構築する必要性が生じます。当然クライアント企業の役員は担当コンサルタントより遥かに歳上の場合が殆どですし、実際の現場社員は年齢もバックグラウンドも様々です。

こうした人々と効果的なコミュニケーションを取ることは大変難易度が高く、単なる”コミュ力”で何とかなるものではありません。

こうした状況で重要になってくるのが、実は『教養力』です。多種多様なクライアント社員との距離を縮めるには幅広い分野への理解や知識が大切で、どんな話題にも対応できる教養力が求められます。大企業の幹部社員は当然教養深い方々ばかりですので、彼等との会話を通して親交を深めるためには世界史や哲学、音楽やスポーツ、また食やお酒等様々なトピックに関する知識を蓄えておき、より円滑なコミュニケーションが出来るように準備しておくと良いでしょう。

 

最後に

就活というと、目先の内定にばかり注目しがちですが、大事なのは入社後のキャリアプランです。入社後に必要とされるスキルを後回しにするのではなく、今から身につけられるように努力しましょう!
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