ネクスベルBlog StepUp!

会員制の就活支援サービスNEXVELが運営する公式ブログです。

【就活コラム】コンサル編(13) コンサルに向く人・向かない人

例年、多くの学生がコンサルティングファームを志望しますが、コンサルは全ての学生にとって理想的なキャリアとは限りません。今回のブログでは、スキルセット、モチベーション、キャリアプアンといった観点から、コンサルへの適性について紹介いたします。

 

f:id:nexvel:20180414173144j:plain

スキルセット的適性
戦略コンサルは一見華やかで高給な職業に思えますが、必ずしも全員に最適な選択ではありません。
当然個々人によって向き不向きがありますので、本コラムでは筆者の考える戦略コンサルタント適正の要件を三つの観点からまとめています。

まずはスキルセットについて。
戦略コンサルに入社する者は新卒であっても即戦力を期待されており研修期間もたった1ヶ月と大変短いです。配属されるプロジェクトも2〜3ヶ月ペースで変わり、またポジションが上がれば複数の案件を同時にこなす様にもなります。

迅速な成長が求められる労働環境ゆえ、戦略コンサルタントには自ら進んで学習し成長するタイプの人、限られた時間及び機会の中で試行錯誤を繰り返しながらパターン認識する能力の高い人、マルチタスクを並行して高速度で処理できる能力に長けた人が向いていると言えます。これらは一般的に外資系企業で求められる人材要件であり、一つのことに集中してじっくり取り組む事に長けた人や丁寧な指導を受けて成長するタイプ人には相性が悪いかもしれません。

 

モチベーション的適性
戦略コンサルとしてのキャリアを考える上で大事な点が、”バリュー・ベース”です。

戦略コンサルタント年俸制であり、日系企業で一般的な時間給という概念はありません。年棒に見合ったパフォーマンスを残すことが期待されているのであり、努力量は評価の対象にはなりません。どれだけの時間量を投下しようと、結局は自身の提案にクライアントが満足出来なければコンサルタントとしての価値はゼロになります。

自分のアウトプットが評価されるか全くわからない不安の中でモチベーションを保てるか、努力量に関係なく成果物のみで自身が評価される環境に身を置けるか、自らに問いかけて適性を判断してみるとようでしょう。

 

キャリアプラン的適性
自身が将来的にしたい仕事、成し遂げたい事から逆算した際に戦略コンサルというキャリアが逆に遠回りになることも往々にしてあります。

戦略コンサルはあくまで提案することが仕事であり、自分でビジネスを動かす経験は積めません。故に起業意識が強い人であれば事業会社やスタートアップが適切な場合も多く、また幅広い業界を見られるという戦略コンサルならではの長所も、既に携わりたい分野が決まっている人にとっては無駄になってしまう可能性があります。

一方で、将来的に企業の経営企画室やPEファンド等、経営のプロの道に進みたい人にとっては戦略コンサルというキャリアは正に近道と言えるでしょう。また、海外PhDやMBAを取得することも視野に入れている場合外資系戦略コンサルに勤めた経歴は選考の際にアピール材料となりますので、キャリアの選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

 

最後に

就職活動では、つい「憧れ」で志望を選んでしまいますが、それ以上に大切なことが「適性」です。自分が本当にその職業に合っているのか、幅広い観点から確かめて見ることも重要ですよ。NEXVELでは、客観的な視点から、みなさんの適性を判断しアドバイス致します。1人ではどうしても主観的に適性を判断してしまいがちだと思いますので、是非担当スタッフに頼ってくださいね。

nexvel.co.jp